高齢者の猫背、歩行について
中野富士見町、中野新橋、新中野、東高円寺
近くでなかなか良くならない腰が痛い、肩が痛い、膝が痛い、肩凝り、坐骨神経痛の施術をしております、きしもと整骨院です。
今日は腰椎の圧迫骨折をなさって入院された方の往診に行って来ました。
酷い猫背になり、首、頭が下がった状態でやっと歩いている状態でした。
圧迫骨折の場合初期は痛みが強いので安静に
寝てもらうのが一番の治療になります。
痛み止めやブロック注射も余り効果が無い事が多く、骨折した骨が安定するまではしっかりとコルセットを装着して安静が定石です。しかし、その副作用として筋力低下が必ず起こります。
ここで痛みが減少してから始まるのが筋力アップと歩行訓練です。
しかし、長期的な寝たきり状態で身体を起こす為にある程度伸びて貰わなければならない身体の前面の筋肉が固まり身体を伸ばせ無い状態です。この状態で歩行訓練をしても
頭が下がり、腰から骨盤が後ろに傾いたままなのでバランスが取りにくく転倒しそうになり歩行するのが怖くなってしまいます。
恐怖感で歩行訓練が嫌になってしまいます。
ここで必要になってくるのが足裏、下肢前面、大腰筋を含めた腹筋群、大胸筋、首の筋肉、筋膜リリースです。リリースされ筋肉は
柔軟性が向上し、身体が伸ばしやすくなります。
次に骨盤が後傾を引き起こす後面の下肢、下がった首の後面の筋肉は引き伸ばされているので硬くなっいます。これらをリリースすることにより立位は元より座位でしっかりと坐骨を立てて座ることが出来ます。
本日はこのような施術をさせて頂き
30分程の加療で、加療前の約3倍の速度で歩行が可能になりました。
骨折して圧迫した腰椎は元の状態に戻りませんが日常の生活を取り戻す事が出来、自力でなんでも出来るようになります。
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